股関節の捉えと姿勢と鉄球鍛錬

一番必要なものは既に引き出しの中にある。

 

「あ、そうか!」

 

最近ある気づきがありました。

そこでスタートしていることがあります。

 

「鉄球鍛錬」

そうです、あの胴体力に登場するあの鉄球鍛錬です。

 

 

その「鉄球」とは、これです↓

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手元にあるものは見栄えが悪かったので、インターネットからお借りしました。 

 

鉄球鍛錬には屈伸運動や捻り運動、サイドステップなどバリエーションがあります。

現在自分が取り組んでいるのは屈伸運動です。

 

 

前回の記事で脳と視覚について集中的に学んでいると書きましたが、

その中には前庭も含まれます。

平衡(バランス)感覚ですね。

 

目の機能って、前庭とかなり密に協力して働いています。

これがないと見える景色はブレます。

 カメラでいうところの手振れ補正機能になります。

 

で、自分はこの機能が低くて、最近アプローチしております。

その内容は色々あるのですが、その中での一つの気づき。

それが鉄球の屈伸運動でした。

 

 

やり方はシンプルで、肩幅程度の幅で足を開いて立ち、

両手で鉄球を持った状態でひたすら屈伸運動をするというもの。

 

胴体力の伊藤先生は万単位で実施していたそうですが、

流石にそれはアレなので身体と相談しながらやっています。

 

これ、面白いんですよ。

500回までが一番キツかったりします。

 

そこから続けていくと身体の感覚が変わっていきます。

楽になります。

 

0~1000回と、1000〜2000回では後者の方が明らかに楽。

胴体力の中では回数が多いほど筋力で続けるのは無理なので自然に効率的な動作が引き出される、と。

 

股関節の体重の受けるポジションも改善されていき、

「股関節の捉え」が良くなるなどと言われます。

 

この種目、股関節にばかり自分はフォーカスしていたので盲点でした。

平衡感覚に対する素敵な刺激だったのです。

 

 

説明します。

 

平衡感覚に関わる器官は2種類。

三半規管と耳石器です。

 

三半規管はその名の通り前・後・外側に3種類あります。

これらは回転運動を感知します。

 

耳石器は卵形嚢と球形嚢の2種類に分けられます。

これらは前後左右上下方向への加速度を感知します。

 

そして耳石器への刺激は外側運動脊髄路を通じて身体の末端まで伝わります。

これにより姿勢制御機能が活性化するのです。

 

屈伸運動で上下運動を繰り返すことで、耳石器が刺激されます。

感覚器への良いトレーニングだったのです。

 

さらに自分の位置感覚がはっきりしてくるので、

周囲の状況把握能力の向上が期待できると思われます。

 

うーむ、面白い!

 

もっともっと知識をつけながら色々試していきたいと思います。

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。