プロアスリートに左重心を指導する。
自分のやりたかったことが実現しました!
内容の流れ。
まずは、
内蔵のリリースから腸腰筋を活性化。
他の種目へのプラスも見込めますし、時間に余裕のある早い段階で実施しました。
効果ははっきりと実感できたようで良かったです。
練習で酷使されすぎて機能が落ちるというのは良くあると思いますが、癒着などの内蔵のコンディションの影響というのはあまり一般的ではないと思います。
実際はこれからどんどん取り入れられていく観点なのかなと考えています。
筋力チェックして弱いから鍛えるというのは間違っていないと思いますが、その前に機能改善が先ですね。
その後、筋肉コンディショニング。
前回のセッションで、セルフでできる内容をお伝えしていた為、セルフでも定期的に実施していたようです。
コツもバッチリで、下半身に時間をかける必要性はなかったですね。
下半身の後は肩周辺を重点的に。
姿勢の改善についてもオーダーを頂いていた為、ここは時間をかけて行いました。
姿勢改善のエクササイズというのは多々ありますが、そもそも筋肉のコンディションがまちまちの状態で実施するよりも、筋肉のコンディショニングを実施してからの方が明らかに効果的だと感じています。
筋肉コンディショニングはすぐ戻るような内容ではないので、遠回りなようで一番の近道です。
その後、左重心について指導。
考え方から実感に至るまで。
ただ、彼は最初から左重心でした笑。
それでも、考え方や対処の仕方を知っておくことで、意図的にセンス・調子を高い状態に導けます。
だからオケ。
一番実感しやすいのは胴体力ですね。
左重心になると可動範囲が増し、同時に身体のつながりも意識しやすくなります。
右重心を比較しながら違いを。
その中で、体幹トレーニングの落とし穴についても説明しました。
左重心の話の中では、体幹固定するトレーニングのデメリットについても明確になっています。
それについてはまた改めて書いていきたいと思いますが、だからプランクなどがダメということではなく、実施者のレベルだったりやり方で質が変わる部分です。
最後に、胴体力と筋肉コンディショニングを組み合わせたエクササイズを実施。
ここでも腸腰筋が刺激され、身体がひとまとまりに良い状態へ。
猫背気味だった姿勢の改善もバッチリです。
見える景色と感じるバランス感覚が変わるので、試合中での情報処理能力が高まることに繋がります。
実感してくれたら嬉しいなあ。
元々「センス」でプレーしている選手。
今後は、その「センス」を意図的に認識し、磨き上げる。
磨く手法は揃っているので、良い時の感覚・いまいちな時の感覚に意識を向けて、修正を重ねる。
実態のないようなイメージの「センス」を、戦略的に創り上げる。
できると思っています。
いい時間でした。
最後までお読み頂きありがとうございました。