良いフォームを意識して筋トレをしてもうまくいかない理由

良いフォームを意識して筋トレをしてもうまくいかない人向けに書いていきます。

 

これは、長いこと自分が直面していた部分です。
先日下記のようなツイートをしました。

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こちらのツイートに詳しい解説のリクエストがありましたので、

少し詳しめに書いていきたいと思います。

 

このツイートの意味するところは、

「意識だけではどうにもならないことがある」ということ。

 

それは「骨格」です。

骨格そして関節運動は周囲の組織に多大なる影響を及ぼします。

 

力が出やすくなったり、組織の柔軟性が出たりします。

骨格を甘く見てはいけませんよ、ほんと。

 

 

例えば、

立った状態から一歩踏み出し、浅いランジのような姿勢をとってみます。

膝は45度程度曲がった状態。

 

その状態で膝を「内から外へ」「外から内へ」じわ〜っと押してみます。

そこに耐えてみます。

 

骨格が整っていれば、

どちらから押しても頑張らなくても耐えることができます

 

逆に骨格のバランスに問題がある場合、

片側から押した時に耐えることが難しいと感じると思います。

 

O脚のような状態であれば、

外から押されても強く、

内から押されると弱いです。

 

逆にX客のような状態であれば、

内から押されても強く、

外から押されると弱いです。

 

但し、

見た目ではそのように見えても力はきちんと出るケースもあります。

※どちらから押しても弱いケースもあります。

 

 

もう一つ。

太腿の前側(大腿四頭筋)と後ろ(ハムストリングス)の筋力について。

 

これも骨格のポジションの影響を大きく受けます。

チェック方法としては以下のようになります。

 

大腿四頭筋

→仰向けに寝て、片脚の股関節と膝を90度になるように挙げ、足首を上から垂直に押してもらい、耐える。

 

ハムストリングス

→うつ伏せに寝て、膝を90度曲げてスネを垂直にし、足首を水平に押してもらい、耐える。

 

正常であればどちらも強いです。

 

正常でない場合はどちらかが弱い、

またはどちらか一方では力を出すのに凄い頑張っている感じがする。

それは問題ありと評価します。

 

この場合は、

すねの骨が前方にズレていると大腿四頭筋が強く、ハムストリングスの力が出にくい。

また後方にズレているとこの逆になります。

 

 

2つのケースを挙げてみましたが、

どちらも良いフォームを意識して筋トレをしても解決はしません。

 

骨格の問題だからです。

適切な解決策は、

骨格を修正してから筋トレをすべきだということです。

 

それなしにいきなり、

「弱いから筋トレ」

だと変な方向に進んでいく事になります。

 

ダメ・絶対。

問題がこじれていきますよ。

 

逆に言えば、

筋力を高めなきゃ!っていうような問題でも、

月日を費やした筋トレなしに、

骨格の修正で瞬時に解決することもあるわけです。

 

活動頻度の高いアスリートの方は、

定期的に骨格のチェックや修正を受けた方が良いですよ。

 

私の個人セッションでも対応しています。

aoyagiphysical.hateblo.jp

 

あとは、

コアがきちんと機能しているかというのも多大なる影響を及ぼすわけですが、

それはまた機会を改めて書いてみたいと思います。

 

最近はまたどんどんトレーニングが進化しています。

毎日ワクワクしています。