鹿児島出張1日目での内容解説

鹿児島出張1日目での室内での内容。

 

aoyagiphysical.hateblo.jp

 

順に説明します。

 

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・パフォーマンスピラミッドの説明

 

これは上記の記事の中で説明しました。

 

 

 

・片脚立ちなどのチェック

 

最近は片脚立ちを重視しています。

 

足元が不安定なだけで視野に影響しますので試合中の状況把握が難しくなります。

 

また首や肩の緊張が生じやすくなります。

 

上虚下実。

 

グラウンディング(地に足をつける)というのは一つの大きなテーマですね。

 

両脚ではなく片脚立ちにすることで色々な評価がしやすいです。

 

(両脚での評価も大事だと思います。)

 

例えば、

正常であれば右脚はやや斜めになりますし、左脚は垂直に近くなります。

特に左足の裏の外側荷重は即修正の対象です。

 

連鎖が正常に機能しているかの評価としても大事だと思います。

 

右脚と左脚の連鎖は逆になりますので、

左右対称だと逆に障害の原因になりかねません。

 

割と多いように感じているのは、

左脚に右脚の連鎖パターンの要求がされてしまうケースです。

 

左脚のニーイン(膝が内側に入る)には要注意です。

 

あと多いと感じているのは、

足首で連鎖が途切れているケースですかね。

 

 

 

・腓骨頭の評価と修正

 

これは片脚立ちの評価とも関連します。

 

具体的には腓骨頭の左右の高さをチェックします。

 

左側が低くなっていたら要注意です。

 

その場合、

多くのケースでは左脚の片脚立ちは外側荷重となります。

 

もしくはそうならないように内側に乗せようとするけど、

足は外へ荷重したがっているような状態となります。

 

主たる原因として疑うのは中臀筋というお尻の側面の筋肉の機能低下です。

 

左右の外転筋力(外に開く力)をチェックすると、

左の方が力が弱い・力が入れにくいということが確認できると思います。

 

これらは全てセットですね。

 

その代わりに太もも側面の大腿筋膜張筋が過剰に使われている場合は、

ニーイン(膝が内側に入る)で膝の内側が痛くなる、

もしくは膝の外側が骨と擦れて痛くなるといったリスクに繋がることもあります。

 

かなりの人数が該当しましたね。

 

この場合の修正方法の一つが、

左の立方骨を押し上げることです。

 

それにより腓骨頭の高さも修正され、

左の中臀筋の出力も上がり、

片脚立ちの荷重のかかり方も改善します。

 

全てその場で即変わるので、

非常におすすめです。

 

今回は選手同士での修正にチャレンジしました。

 

 

 

・足指へのアプローチによる背中の伸び

 

足指は様々な経絡の出入り口でもあります。

 

足指から全身への働きかけをしました。

 

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狙いとしては、

「背中の伸び」をより強めることです。

 

それはつまり肋骨と骨盤の引き離しが起こり、

腸腰筋が働きやすくなる環境が整うことに繋がります。

 

背中の伸びという意味では、

選手権での静岡学園は好例だと思います。

 

上半身と下半身が繋がり、

ムチのようなしなやかな身体に。

 

もちろん左重心です。

 

独自のチャレンジとしては、

筋トレを並行した中で獲得していきたいということです。

 

足指へのアプローチは変化が実感できるので取り入れやすいと思います。

 

 

 

・首前突・距骨荷重・骨盤後傾の姿勢の復習

 

これは前回訪問時の内容です。

非常に重要なのでピックアップして解説・実感しました。

 

今回も感じましたが(この記事は出張終了後に書いています)、

骨盤の後傾をうまく使いこなすことが課題の選手は割といるなと。

 

スクワットでの問題点にもなりやすい。

 

こういう選手は腰を痛めるリスクもありますね。

 

筋トレでもランニングでも。

 

ランニングでは、

脚が後ろに流れやすくなります。

 

そうすると腰が反りやすくなってしまうんですよね。

 

また書こうと思いますが、

そういう意味でも「地面を蹴って走る」というのは好ましくないと考えています。

 

 

 

・みぞおちをほぐす

 

みぞおち周辺がかたいと、

カギとなる腸腰筋の働きが鈍くなります。

 

しっかりほぐすことで後屈の可動性も上がります。

 

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 その直後に膝を左右に20回倒すことで、

その場で反り腰が緩和するのがわかると思います。

 

 

 

・「収縮」を柱にした3種類のエクササイズ(縮める・捻る・反る)

 

これは日本一の勉強会に出てきた内容ですね。

 

収縮を意識的に強めることにより、

ストレッチ感が消える。

 

逆に言えば、

ストレッチ感が強い場合はきちんとできていないということになります。

 

セルフチェックのポイントにもなりますね。

 

これをやると身体が活性化していくのがわかります。

 

胴体力とも親和性が高い方法です、

例えば胴体力の3方向の動き(正座・イスに座って・四つん這いで、などなど)は、

「収縮を入れる」ことをはっきり主張すべきだと思います。

 

それがないと、

可動範囲が上がった「だけ」になりやすいと思います。

 

可動範囲が上がることで前進ではあるのかもしれませんが、

逆に身体がレロレロに不安定になりかねないとも思っています。

 

インターネットで胴体力について調べていくと、

「可動性を高めることが目的」という書かれ方をしていることも多いですが、

それは違うと思っています。

 

話が逸れましたが、

ヨガの太陽礼拝なども収縮を意識しながら取り組むと感触は非常に良いです。

 

邪道なのかもしれませんが。

 

自分は少なくとも現在は、

「伸びているのを感じる」的なことはほとんどしていないです。

 

今後またどうなるかはわかりませんが、

自分自身でもっともっと深めていきたい部分です。 

 

 

 

・筋肉コンディショニング4種目

 (大臀筋ハムストリングス・中臀筋・内転筋と腸腰筋・梨状筋)

 

これはこちらのブログにも何度も登場している内容ですね。

今回は4つのパターンを実施しました。

 

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時間をあまり取れなかったのが残念ですが、

めちゃ重要で本当は一回の練習全てを充てたいくらいです。

 

 

  

・片脚立ちなどの再チェック

 

ここまで色々やれば、

片脚立ちはもはや別次元です。

 

というのを確認。

 

 

そんな感じでした!

 

 

使いこなしてバンバン「下克上」に繋げて欲しいと思います!

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。