スピードを伸ばすための2大ポイント

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2月のトレーニングテーマは「スピード」

 

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内容としては胴体力からの延長で「身体の使い方」と「左重心の筋トレ」を柱に。

 

 

そこで今回は、

サッカーに有効なスピード向上に有効な身体の使い方

について書いてみたいと思います。

 

 

僕が直線スピードが向上に有効だと考えている最重要ポイントは2つです。

 

 

「振り出す脚のタイミング」

 

「支える脚がきちんと支えること」

 

 

では説明していきます。

 

まず「振り出す脚のタイミング」ですが、

これはつまり、

「接地した時点で、振り出す脚が既に支え脚を追い越している」

 

ということです。

 

走る動作では、

膝と膝が交差しますよね。

 

その交差するポイントをシザースポイントと言います。

 

で、

そのシザースポイントが身体全体に対して前後どのへんにあるのかということです。

 

足が遅い選手は、

ほとんどのケースでシザースポイントが身体に対して後ろの方にあります。

 

接地してから振り出す脚が追い越すといった状態です。

 

この場合、

身体の前方へのブレーキがかかるような接地になりやすく、

振り出すことがアクセルになっていくので、

ブレーキとアクセルを交互に踏んでいるような走りになります。

 

遅いし疲れます。

 

 

一方で、

速い選手はシザースポイントが身体に対してより前の方にあります。

 

自分の前で膝がすれ違うような状態です。

 

このような場合、

接地と同時に膝の振り出しで加速が促されるので、

より効果的にスピードを発揮することができます。

 

これを目指します。

 

 

膝の引き上げが効果的に発揮されることが大事なわけですが、

骨盤の後傾(後ろ回転)を伴って振り出すことが重要。

 

骨盤前傾が大事というのは色々な情報に出てきますが、

大事なのはむしろ後傾方向への力がきちんと発揮されているかだと思います。

 

それがないとお腹が抜けたような状態になり、

脚が後ろに流れてシザースポイントが後ろにきたり、

腰が反りすぎて痛める原因になります。

 

表現て難しいですね。

 

 

また昨日の記事にも書きましたが、

地面を蹴って走る意識が強いのは好ましくないと考えています。

 

繰り返しになりますが

振り出す脚で加速するイメージです。

 

 

「ボールを蹴る」

 

「ドリブルをする」

 

これらは脚を前に振り出すことで成立する動作です。

 

 

「地面を蹴って走る」だと動きを融合させていくのが困難です。

 

「脚を振り出して走る」であれば、

類似しているので動きを融合させやすいわけです。

 

 

ちなみに、

「ドリブルしている時の方が速い」って言われる選手。

 

いますよね。

 

ここに原因があるのかもしれません。

 

ドリブルって力んだら成立しませんからね。

 

ドリブルすることによって

「無駄な力を抜いて膝の引き上げを有効活用して加速する」ことになりやすい。

 

ボールなしで走らせたら、

「地面を蹴って力で走ろうとする」のであれば、

その方がドリブルよりも遅いということも起こりうるかもですね。

 

もしくはただの錯覚か笑。

 

かわしていくドリブルはより速く見えますからね。

 

 

あと、

「サッカー選手はボールを追いかけた方が速い」という話がありますが、

これも同じかもですね。

 

「前に意識を向けている」ことでシザースポイントが前にくるのかもしれません。

 

地面を蹴る意識が薄れることで速くなるのかも。

 

 

余計な「部分」への意識がなくなり、
「結果として」できている。
 
そういうことであるなら理想的ですね。

 

 

 

2つ目のポイントである「支える脚がきちんと支えること」については次回の記事で書いていきます。

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。