今年出会った一番のトピックが「左重心」です。
「左重心」を深めることが今の自分にとっての大きなミッションの一つです。
このブログでも度々取り上げてきましたが、断片的だった印象。
タイトルに左重心がある記事はこちら💁♂️
他にも度々書いてますが。
以下に改めてまとまった説明を書いていきたいと思います。
内臓が左右対称ではないように、骨格構造も左右非対称です。
つまり、「正常な左右非対称」が存在し、骨格的に優位な動きも左右で異なります。
例えば、右脚と左脚で優位な動きは逆になります。
正常な左右非対称ではそもそも重心位置も中心ではありません。
やや左ですね。
具体的には、胸骨と左側の肋骨の境目あたりになります。
つまり「左重心」です。
左重心の逆が右重心となります。
左重心は「快」の情動を伴います。
感覚としては、身体が正解だと教えてくれているような感じですね。
一方で、右重心は「不快」です。
体調が悪く不快な時はまず右重心です。
左重心にできれば回復が早まります。
左重心と結びつく特徴は、「快」だけでなく「連動」が挙げられます。
身体の繋がりを活かした動きに繋がります。
右重心と結びつく特徴は、「不快」に加えて「分離」でしょうか。
この場合の「分離」は良い意味ではありません。
身体の繋がりが失われてしまっているというニュアンスです。
左重心と右重心の違いは神経回路の使われ方であるとも表現できるようです。
スポーツの専門的な技術習得でも左重心の方が圧倒的に有利であると考えられます。
右重心でのトレーニングは「正直者がバカをみる」ことになりかねないリスクがあると考えています。
そんな皮肉がどうやら「筋トレ」の中に含まれているようです。
「筋トレ」の中の「ある要素」が左重心の要素(連動性)を失わせる方向に働きます。
あなたの周囲を見回して、筋トレにより深くハマっている選手ほど動きがかたくなるイメージはありませんか?
ロボットのような、しなやかさに欠けるイメージはありませんか?
そこは正比例すると感じています。
(そうならないケースもあり、そこには条件があります)
ただ、パフォーマンス全体でみたらそれでもプラスに作用することはあります。
そこが話をややこしくしてしまうのですが。。
また、筋トレをかなりやり込んでいるけど、故障が多い選手はいませんか?
それは、局所の強化よりも連動性が失われていく点が大きいと思われます。
そもそも骨格的な不具合は筋トレだけでは根本的に解決しないことでもありますね。
左重心をどのように創るかという話になりますが、いくつかの方法があります。
骨格の修正・感覚入力・エクササイズです。
「操作」か「筋トレ」かみたいな話ってありますよね。
自分も長らく試行錯誤してきたトピックです。
操作に偏ると根本的なベースアップは難しい?
筋トレに偏ると操作にマイナス?
両者を同時にやると効果を相殺するように足を引っ張り合う側面があるとも感じていました。
そこらへんがですね、左重心の話では整理されつつあります。
要は、操作を磨きながら筋トレ的な負荷をかけることができるという点にあります。
互いにプラス。
また、筋トレ特有の動きはサッカーにマイナスなんじゃないか問題も解決します。
例えば、
「これってサッカーの動きと違いますよね?例えば、守備の時スクワットの姿勢で構えないですよね?」
「いやいやそうじゃなくて。筋トレの動きは、身体を土台から根本的に鍛え上げるために適切な動きなのだよ。」
的ないまいち煮え切らない部分も解決してきています。
次回の記事では左重心を体感する方法について書いていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。