26.持久力は低い年代から

引き続き、持久力について書いていきます。

 

 

持久力から書いていくには理由があって、一言で言うと「重要性がより高い」と感じているからです。

 

 

・持久力が高い選手は、試合中の活動量をより高い強度で発揮できる。

 

・持久力が高い選手は、回復力に優れる。

 

 

この2つだけでも価値の高さがはっきりします。

 

 

サッカーはハイレベルになればなるほど、瞬発力を何度も発揮することが要求されます。

 

 

連続して追う。

 

味方を追い越す。

 

素早いポジショニングを連続し、優位性を保つ。

 

技術精度を保ち続ける。

 

判断スピードと精度を保ち続ける。

 

 

 

色々ありますが、持久力なしにはどうにもなりません。

 

練習でも試合でも、持久力が支えます。

 

 

燃費の良い車にしっかり給油した状態ということです。

 

 

また、持久力が高い選手は回復できます。

 

 

疲れて、寝て、起きる。

 

 

例外なく必要なこのサイクルも、そもそも持久力が高いほど優位に働きます。

 

回復するわけです。

 

 

そうすると、「しっかり動く →   しっかり回復する」というサイクルがプラスに回せる為、より持久力が上がっていく結果になります。

 

特に、年代が上がるほど、練習の密度も量も上がっていく為、持久力が高い選手はプラスのサイクルとなります。

 

 

問題は、持久力が低い選手です。

 

 

持久力からしてついていくのが精一杯という状況では、練習の質が劣ってしまいます。

 

また、日々の回復がままならず、しんどい状態で過ごすことを強いられやすくなります。

 

疲労が蓄積して故障のリスクも高まります。

 

 

高校生年代では、強豪チームは密度の濃い練習をしているので、その中で持久力が著しく低い選手が急激に伸びて逆転現象を起こすことは難しいと思います。

 

(成長過程や身体操法・筋力などがハマることによって急激に伸びることはあり得ますが、、。)

 

疲労が蓄積しがちな中で、逆転現象を起こそうというプラスαのトレーニングを敢行するのはなかなか厳しい。

 

 

そもそも負荷をかけるトレーニングとしては、高校生年代では筋トレもより必要になってきますしね。

 

やることが多くなり過ぎてしまう。

 

 

なので、一番簡単なのは「入口の時点である程度の水準に達している」ことだと思います。

 

中学生年代でそれができていると、高校生からの飛躍の期待が高まる。

 

そう考えています。

 

 

続きます。

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。