27.中学生年代での持久力の話

続きです。

 

 

高校生年代では練習の強度や量が上がる。

 

また、筋力へのアプローチもより必要になってきます。

 

 

それらをプラスに変えるための「持久力」は高校生のスタートである程度の水準まで越えておきたい。

 

なので、中学生年代できっちり伸ばしておきたいということになります。

 

とても重要なことだと思います。

 

 

原因があって結果があるわけで、選手の個別の違いはありつつも「最低水準」は超えておきたいということです。

 

それは選手誰にでもできると思います。

 

選手の個性ではない。

 

 

指導者目線で言うと、「持久力のない選手」ではなく、「持久力が引き上げられていない選手」なだけです。

 

 

僕が中学生年代の指導者であれば、高校生年代に飛躍の可能性を拡げたバトンパスをしたいなと考えます。

 

 

 

「目の前の試合」か「未来の可能性」か。

 

 

 

どちらも大事です。

 

 

ですが、僕は未来の可能性の方がより大事だと思います。

 

というか、面白いと思います。

 

 

これは僕の価値観ですが、「大きな大会で常に結果を出す中学生年代の指導者」よりも、「次の年代での飛躍に繋がる部分をきっちり抑えてバトンパスする指導者」の方がめちゃかっこいいと思います。

 

 

また、「目の前の試合」と「未来の可能性」。

 

それらはちゃんと両立するものだと思っています。

 

 

ただやはり、高校生年代での起こりうる問題は、中学生年代でも少なからず起こりうるわけで。。

 

 

あまりにも持久力の水準が低いと、やはりなかなか難しい。

 

まあ、練習頻度が高校生年代よりも低い分、(高校生年代よりも)課題への取り組みはしやすいですが。。

 

 

と、いうわけで、結局下の年代に話は進みます。

 

小学生年代から持久力が高いにこした事はないという事です。

 

 

自分の手元にあるデータでも、プロになって走る能力が高い選手は、高校生年代でもすでに高いです。

 

で、遡ると、小学生年代でも高いのです。

 

 

なので、小学生年代から持久力は伸ばす必要があると思います。

 

伸ばすというか、一定の水準以上に引き上げておくと言ったニュアンスです。

 

 

下の年代にいけばいくほど、そのハードルは低くなります。

 

下の年代ほどその「最低限レール」に乗せることは容易です。

 

一度そこに乗せることができれば、乗せ続ける事自体は割と簡単です。

 

 

次回に続きます。

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。