今回は、コロナの影響で未だ活動休止で自宅待機を強いられている中高生に向けて書いていきたいと思います。
取り組むべき3つの項目とは?
以下のようになります
- 故障部位への対処
- 持久力アップ
- 筋力アップ
順に解説していきます。
①故障部位への対処
これは最優先の最優先ですね。
負傷して離脱している選手にとっては部位を休めて強化に取り組むチャンスです。
チームメイトが練習に取り組んでいる姿を目にすることもないので、
メンタル的にも焦りが生まれにくくて良いと思います。
しっかり患部を休ませて回復を促すことと、
予防策に取り組むこと。
チーム再開時に最高のスタートを切れるように準備しましょう!
また、違和感や痛みを抱えながらプレーしていた選手についても同様ですね。
しっかりケアをしてフレッシュな再開を目指しましょう!
②持久力アップ
この時期に運動不足で低下しやすいのは持久力です。
持久力が下がってしまうと、
練習再開後に急激に負荷が上がって故障のリスクが高まる事が予想されます。
まずは最低限「維持」したいところです。
また、
持久力を「強みにしたい」もしくは「弱点だから克服したい」選手にとっては
集中的に取り組むことができる良い時期であるとも捉えることができます。
特に大事なのが基礎持久力です。
以前の記事にも書きましたが、
→サッカーに必要な2種類の持久力とその関係性 - 進化と健康を応援する
サッカーの持久力は間欠的持久力と呼ばれる瞬発力を繰り返す能力です。
ですが、基礎持久力の高さが間欠的持久力の向上を支えます。
基礎持久力が高い方が断然有利です。
その為には、早い段階で高スペックの基礎持久力を備えるべきです。
高校生なら12分間走で3300m。
中学生なら1年生3000m・2年生3100m・3年生3200mを目指しましょう。
現時点でこの数値を超えている選手は、
まずは維持できれば良いということになります。
他のトレーニングに比重を置くのもありです。
③筋力アップ
筋トレに取り組むのも非常に良いと思います。
普段の練習にプラスしてやるのがしんどい選手も今なら取り組みやすいわけです。
また、筋トレは持久的な運動とずらした方がより効果的になります。
通常の生活だとどうしても練習の直前や直後での取り組みになりやすいと思います。
今の時期であれば午前中に筋トレをして午後にランニングに取り組むというようなこともできるわけです。
時間帯をコントロールできるということは実はとても大きなメリットです。
通常の生活スタイルよりは、今は間違いなく理想的な時間枠を設定できるはずです。
ぜひ有効活用をお勧めします。
持久力と筋力をやるべき一番の理由
それは、時間をかけて取り組むべきとても重要な内容だからです。
中高生の時点では実感が湧きにくいかもしれませんが、
大学生(年代)以降で大きく効いてくるポイントです。
大学生から筋トレを始めるよりも、
高校生からきちんと取り組んでいた方が
間違いなく有利に作用します。
持久力に関しては
大学生以降で挽回するのはなかなか厳しいですよ。
身体操作系もおすすめ
やった方が良い内容は他にももちろん色々あって、
身体操作系のボディワークも挙げられます。
そういうものにどっぷり浸かってみるのも一つかなと思います。
結局、この部分だけでも持久力や筋力向上に繋げる事もできますしね。
動きを磨き上げるというのは非常に大切な部分です。
まあそうですね、このエクササイズは絶対オススメです↓
【保存版】首のエクササイズはとてつもなく凄かった! - 進化と健康を応援する
ボール感覚は?
ここまで読んで、
「おいおい青柳さんよ、俺たちはサッカーをしてるんだぞ!全然ボールが登場しないじゃないか!」
そう思った方も多いと思います。
うーん確かにそうですね。
ボールは触った方がいいと思います。
数多のプロ選手達もそう言って数々の動画をあげていますしね。
ただ、
まあ正直、僕自身は身体能力を高めることを優先させた方が良いと思います。
その理由はこの記事にあります↓
【必読】プロを目指す上でフィジカル強化をどう考えれば良いのか - 進化と健康を応援する
結局、結局ですよ、
結局身体能力がネックになって(もしくはもっと高ければ)という状態で
上のステージにいけないケースの方がよほど多いと思うからです。
チームの活動が再開したら、ボールは嫌でも毎日たくさん触るでしょう。
多少ボール感覚や試合感が落ちるというのはあるかもしれません。
が、そんなのは最初だけですぐに戻りますよね。
今の時期はカラダにフォーカスした方が長い目で見たらより大きなプラスだと思います。
この時期に持久力や筋力強化がおススメというのは、
根本的なカラダの仕様を集中的に変えにいく取り組みができるということなんですね。
そこらへんが全て一つの戦略としてストーリーが考えられていることが大事ですね。
まとめ
まずは、故障部位をスッキリさせることを最優先に行動しましょう。
基礎持久力と基礎筋力は、上の年代でより効いてくる重要な土台です。
早い段階できちんと取り組むことで、可能性を拡げることに繋がります。
今の時期を利用して、学びながら実践していくと良いと思います。
方法を学ぶことはその後の財産にもなりますし、良い時間の使い方になるかと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。