【個人でも可能】2種類の持久力テストの実施方法解説します

今回の記事ではyo-yo intermittent recovery test level2 と12分間走の具体的な測定方法についてご紹介したいと思います。

 

 

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yo-yo intermittent recovery testの測定方法

 

準備するもの

  • マーカー
  • メジャー
  • 再生機器(音が小さい場合は外部接続のスピーカー)
  • yo-yo intermittent recovery testの音源

 

JFAフィジカル測定ガイドライン」という冊子に「テストの方法」や「本数とスピードの図」が掲載されているのですが、現在は売られていないようですね。。

 

テスト内容を簡単に説明すると、

 

1往復走る為に音が3回鳴ります。

 1回目の音で(20m往復を)スタートします。

制限時間の半分で2回目の音が鳴ります。(ここを参考にしてスピードを調整します)

 3回目の音で(20m往復)入れればOKで、テストを継続します。

合計2回入れなかったら終了で、最後にチャレンジした距離を含めて記録とします。

 

このテストはチームで実施していると比較もできるので良いかと思いますが、

一人でもできますね。

ただ音量を出さないといけないので、場所を選ぶ必要があります。

ワイヤレスイヤホンを活用すれば良いかもしれないですね。

 

個人的にはこのテストは高校生なら25本以上は走れるようになりたいですね。

30本走れるとかなり強い。

40本走れると相当なフィジカルモンスターですね。

 

ちなみにこのyo-yo intermittent recovery testですが、レベル1とレベル2があります。

本ブログで取り上げているのはレベル2です。

レベル1については「一定本数まで実施した時の心拍数を測定してコンディションの指標とするケースが多いようです。

 

レベル1についてはこちらで無料ダウンロードできます↓

websites.sportstg.com

 

またはこちら↓

https://play.google.com/store/apps/details?id=rudy.android.yoyo&hl=ja

Android 用の Yo-Yo Intermittent Test APK をダウンロード

 

レベル2については発見できませんでした。。

発売元のリンクを載せようと思ったのですが、取り扱いがなくなったようです。

入手方法がわかり次第、こちらの記事に追記します。

 

12分間走の測定方法

 

12分間走の測定方法ですが、

まあこれは距離と時間が測れればどこでもできますね。

 

準備するもの

  • ストップウォッチ

 

場所としては距離がわかっている公園などを活用するのが良いですね。

陸上のトラックは一番わかりやすいです。

正規サイズのサッカーのコートであれば、

ゴールエリアとペナルティエリアの角にコーンをおいてトラックを作れば良いですね。

ほぼ250mの計算になります。

何周とどれくらい走ったかによって、記録を計算することができます。

 

また、アプリを活用すればどこでも測定をすることができると思います。

https://www.runtastic.com 

 定期的な測定のススメ

 

サッカーをしている中高生であれば、定期的に測定をすることはオススメです。

チームで実施していなくとも、個人でも実施することはできます。

年単位の目標を決めた上で4ヶ月に1回測定できると良いかと思います。

測定結果に応じで次の4ヶ月に軌道修正できるからです。

しっかり向上していれば、そのままで良い。

向上が不十分であれば見直しを図るわけです。

そういう意味では1年に1回の測定だと物足りないように思います。 

 

チームのスタイル・個人の現在地・個人の目標によって必要性は変わる

 

所属チームのスタイルによっても持久力の発達は大きな影響を受けます。

例えば、ハイプレスを仕掛ける戦術を用いたチームであれば、チームの全体練習だけで持久力への働きかけは十分かもしれません。

逆に、技術や戦術理解に比重をおいたチームであれば、チームの練習だけでは不十分かもしれません。

 

また、選手自身の現在地によって必要性は異なります。

個人として低ければなんとかする必要がありますし、高いのであれば違うテーマについて時間を使った方が良いわけです。

 

 さらには、選手自身がどこを目指すかによっても変わってきます。

例えば、現状で「チーム内では持久力が高い」としても、

「全国レベルで持久力が高い」「プロレベルで持久力が高い」といった水準はもっと上かもしれません。

より高いレベルを目指すのであれば、+αが必要になるケースもあると思います。

 

まずはチームでの全体練習の中で

 

こういった話をすると、自主的な取り組みに意識が向きやすいと思います。

ただ、まず見直すべきは日々の全体練習でどれだけできているかという部分です。

ハードワークすべきところでハードワークできているか?

 

守備の時に最後まで全力で追っているか?

切り替え早く連続してハードワークができているか?

積極的なアクションを意識して数多く出せているか?

 

そういった部分の意識を高めてプレーすることで、自然に持久力は向上していきます。

全体練習でもっとやれる余地があるのであれば、まずはそこを改善することが一番です。

 

あくまでも「サッカーの為に」まずは「サッカーの中で」

 

そこがズレないように取り組むことが大事ですね!

 

 

 

 最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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