前回までの記事で、「内剛外柔」や「上虚下実」の状態について書きました。
内剛外柔では腸腰筋が鍵となる。
それは上虚下実でも同じです。
なので、腸腰筋を中心に話を進めます。
非常に有効なトレーニングです。
僕自身が初めて知ったのは、マリノスの育成で働いていた頃でした。
トレーニング指導者として活動して数年というところだったのですが、実はその頃考えていたことがありました。
「このままこの道でいいのだろうか?」
ということ。
当時指導していたのは、選手のウォームアップや筋トレ、スタミナやスピード・アジリティといったものです。
オーソドックスな感じではあります。
その中で突出している選手が、プロになると予想される存在となり、実際プロになっていく。
もちろんフィジカル面のサポートは重要。
ですが、何年か経ってくると、次第に感じ始めた部分がありました。
自分の仕事は「軌道に乗せる」ものでしかないのかな、と。
「速くする」「強くする」「タフにする」ことはできても「上手くする」ことに繋がっていない。
もちろん、選手が速く・強く・タフになっていけば、パフォーマンスは上がります。
でも、下手な選手が速く・強く・タフになっても、その先知れてるなあと。
結局「上手さ」がないと。。
自分はそこには一役買ってないなと。
悩みましたね、当時。
巧さが引き上がれば、より多くの選手の可能性が拡がるのに。。
からの胴体力との出会い。
世界がガラッと変わりました。
続く
最後までお読み頂きありがとうございました。