10.腸腰筋と胴体力

前回までの記事で、「内剛外柔」や「上虚下実」の状態について書きました。

 

 

内剛外柔では腸腰筋が鍵となる。

 

それは上虚下実でも同じです。

 

 

なので、腸腰筋を中心に話を進めます。

 

 

胴体力」というトレーニングがあります。

 

非常に有効なトレーニングです。

 

 

僕自身が初めて知ったのは、マリノスの育成で働いていた頃でした。

 

レーニング指導者として活動して数年というところだったのですが、実はその頃考えていたことがありました。

 

 

「このままこの道でいいのだろうか?」

 

ということ。

 

 

当時指導していたのは、選手のウォームアップや筋トレ、スタミナやスピード・アジリティといったものです。

 

オーソドックスな感じではあります。

 

 

マリノスの育成は全国トップレベルの選手が在籍しています。

 

その中で突出している選手が、プロになると予想される存在となり、実際プロになっていく。

 

もちろんフィジカル面のサポートは重要。

 

 

ですが、何年か経ってくると、次第に感じ始めた部分がありました。

 

自分の仕事は「軌道に乗せる」ものでしかないのかな、と。

 

 

「速くする」「強くする」「タフにする」ことはできても「上手くする」ことに繋がっていない。

 

もちろん、選手が速く・強く・タフになっていけば、パフォーマンスは上がります。

 

 

でも、下手な選手が速く・強く・タフになっても、その先知れてるなあと。

 

結局「上手さ」がないと。。

 

 

自分はそこには一役買ってないなと。

 

悩みましたね、当時。

 

 

巧さが引き上がれば、より多くの選手の可能性が拡がるのに。。

 

 

からの胴体力との出会い。

 

世界がガラッと変わりました。

 

 

続く

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。