走るメリット2

走るメリット - 進化と健康を応援する

 

昨日の続きです。

 

僕は、サッカー選手、特に育成年代は「素走り」をした方が良いと考えています。

 

その理由について書いていきます。

 

 

1番大きいのは、全ての選手に負荷を確保させることがしやすいということ。

 

 

これ、ものすごく重要なポイントです。

 

 

チームの中には必ず選手個々のレベル差があります。

 

フィジカルに関しても十人十色。

 

 

 

その中で、例えばこんな選手がいます。

 

うまくて走らない選手

 

何年も指導現場にいると、定期的には必ずいますね。

 

で、なぜうまい選手が走らないのか。

 

いくつか挙げますね。

 

 

まず、走らなくてもやれてしまうこと。

 

ゲーム形式の練習などでも走る必要性を感じていないわけですね。

 

プレースタイルと言えるかもしれませんね。

 

あとは、自分のことをうまいから偉い、だから走ることは免除されると思い込んでいる。

 

ですね。

 

点取ったり決定的な仕事するから、守備免除とか。

 

それら全てね、もっと視野を広げた方が良い。

 

 

「走らない」はその期間が長くなるほど「走れない」になっていきます。

 

そうすると、いざハイレベルなステージに到達した時、

 

「もっと走れないとダメだ」となった時に、思わぬ壁になると思います。

 

手遅れとまではいかなくても、遠回りですよね。

 

遠回りで辿り着ければまだいいですが。

 

辿り着けずに終わってしまう選手も中には沢山いると感じています。

 

逆に言えば、持久力で可能性が拡がることも多々あります。

 

 

相手が疲れている時間に、

 

 

 

スピードや精度をまだ発揮して得点

 

とか

 

素早い切り替えでルーズボールをマイボールに

 

とか

 

アップダウンして攻撃参加できる

 

とか

 

 

できたらより良い選手じゃないでしょうか?

 

 

 

では、持久力が低くても許される選手はいるのでしょうか?

 

 

いるとすればそれは、

 

「1番上のレベルでも絶対的に通用する、スキルやセンス、スピードなどをもっている選手」

 

でしょうか。

 

 

 

そんな選手まずいません。

 

 

 

 

僕は持久力が低い選手や低いチームの指導者が、サッカー的じゃないからという理由で素走りを毛嫌いするのは違うと思っています。

 

そういうチームが戦術に偏重した指導をしても、脆いチームになると感じます。

 

指導者が毎日の負荷量を、持久力向上を意識して設定するのは、さほど難しいことではありません。

 

意識するだけでだいぶ変わります。

 

 

また今って

 

「すべてはサッカーの中で」 

 

みたいな潮流がありますが、僕は現実問題それだけでは不十分だと思っています。

 

 

 

強度が上がればミスが増えます。

 

ミスが増えればリスタートの時間に強度が下がります。

 

判断が伴えば、強度は下がりやすいです。

 

ゲームの流れによっては一部の選手または全員の選手の強度が下がります。

 

チームの人数によってはレストが長く、休み過ぎになります。

 

強度を上げさせる為の声かけに終始すると、戦術が疎かになりやすいかと。

 

 

 

これがプロチームならまた話は違うと思います。

 

が、それを全て育成に当てはめることがベストかと言ったら、そうでもないと思います。

 

例えば、こういう練習の最後に15分素走りのインターバルトレーニング入れるとか、その方が効果的だと思います。

 

ボールが、、判断が、、って言うのはわかります。

 

が、仮に週3日こんなインターバル走をやったとして、マイナス面の差がはっきり生じるんですかね?

 

それ以外の時間でたくさん「ボール」と「判断」が出てくると思いますが。

 

 

 

メリットを意識した走り込みは効果的だと思います。

 

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。