クリロナと腹筋
続きです。
今までの話の流れはこちら
技術精度を上げるためには、動作の感覚が大切。
感覚を活かすためには良いリラックスが大事。
良いリラックスからしなやかに動きたい。
そのためには腸腰筋が良い状態になっていること。
姿勢の悪さや腹直筋の固さがそれを阻害してしまう可能性がある。
じゃあクリスティアーノ・ロナウド選手が腹筋バキバキなのをどう説明するのか。
でしたね。
クリスティアーノ・ロナウド選手に限らず、筋骨隆々としたトップレベルの選手は実際いますよね。
クリスティアーノ・ロナウドは10代の育成選手時代に、門限を破って筋トレしていたなんて話もありますし、当然腹筋もたくさんした事と推測されます。
まず、一つ確認しておくと、腹筋をしてはいけないとは書いていません。
表面の腹筋が硬くなることがまずいと書いているのです。
筋肉のパフォーマンスにとって大事なことは、強さと弱さを使いこなせる事だと考えています。
それはまた、硬さと柔らかさを使いこなせる事とも言えるかもしれません。
強さと弱さ、硬さと柔らかさ。
この差が大きく、なおかつ使いこなせる事が重要。
筋トレは、強さや硬さを伸ばす反面、弱さや柔らかさを損なうリスクは実際あると思います。
やり方によっては、です。
そこらへんの問題をうまくクリアしているのが、イチローがやっていることで有名な初動負荷トレーニングだと言えると思います。
※強さと弱さの差が大きい方が良いという意味では、僕は筋トレは必要だと考えています。
話を戻すと、クリスティアーノ・ロナウドについてまず推測されるのは、
筋トレはしてきているが、不必要な硬さはなく、弱さや柔らかさを使いこなせる状態である。
ということです。
筋トレで硬くなるというのは、選手の状態と、本人のやり方による部分が大きく影響すると思われます。
実際に僕は、トップレベルのアスリートの腹筋に触れた事がありますが、ものすごく柔らかったです。
腹筋してるのに。
正直、硬くなりやすい人とそうでない人はいると思います。
実に不公平。
ただ、それが天から与えられたものだからどうしようもない事だとも考えていません。
状態や、やり方の問題が大きいように考えています。
まぁ、トレーニング後にストレッチを!って話もわかるのですが、またそれとも違います。
あと、クリロナと腹筋についてもう一つ考えられるのは、
表面の腹筋が硬くなっていても、腸腰筋がちゃんと機能している。
という事です。
これも僕からしたら、実に不公平な話です。
ただこれもまた、状態や、やり方の問題はあると思います。
嫌いなんですよ。
才能のせいにするの。
往生際の悪さはなかなかです(笑)。
他にも考えられることはあるので、また次回に続きます。
最後までお読み頂きありがとうございました。