腹筋がサッカーを下手にする?
今までの記事。
続きです。
当時「力じゃない」がわからなかった。
なぜか。
腸腰筋をはじめとした深部の筋肉がちゃんと働いていなかったからなんです。
もう一つ掘り下げて。
なぜ腸腰筋など深部の筋肉がちゃんと働いていなかったのか。
その前に一つの言葉を。
「内剛外柔」
僕のトレーニング指導の中で非常に重要な言葉です。
内側に芯が通り、外側が緩んだ状態。
言い換えると、身体の表面の筋肉の無駄な緊張がなく、深部の筋肉が活性化した状態。
一つの理想だと考えています。
対比として、
「内柔外剛」
深部の筋肉の働きが鈍く、身体の表面の筋肉がガチガチの状態。
「内柔外柔」
全般的にヘロヘロ。
などが挙げられます。
話を戻しますね。
なぜ腸腰筋など深部の筋肉がちゃんと働いていなかったのか。
いくつか理由があったと考えています。
その一つが、姿勢です。
僕は割と姿勢が良いと言われることが多いんですね。
が、遡ると、姿勢が悪いとよく注意された記憶があります。
そのターニングポイントはどこか。
やはり「胴体力」なんですね。
良い姿勢を目指したわけではありません。
続ける中で楽な姿勢を選んだら、良い姿勢と言われるようになったんです。
当時の悪い姿勢というのは、
猫背、巻き肩、骨盤後傾、外側荷重、でした。
その特徴、それは、
腸腰筋がたるみやすい状況だという事です。
腹が抜けやすい状態。
そういう姿勢を長く続けたことで、腸腰筋はオフになっていったと考えられます。
もう一つは、「腹筋」です。
腹筋の固さは、腸腰筋の働きを阻害する。
腹筋というのは、腹直筋です。
6パックに割れちゃうあれですね。
腹直筋が固いと、腸腰筋が働きにくくなる。
僕は初めてこれを聞いた時、光が差す思いでした。
なるほど!と。
イメージできたんですね。
当時、腹筋結構やってましたから。
腹直筋を鍛え、腹直筋が固くなり、腸腰筋はオフになっていったと考えられます。
ちなみに、駅伝の強豪である青山学院大競走部。
そのキャンパスの表側に面した道路の壁には、「腹直筋0回」と書かれたアディダスの広告があります。
確か、青山学院大のトレーニング本の中にも腹直筋のトレーニングは載ってなかったと記憶しています。
それは恐らく、同じ理屈だと思われます。
他にも考えられる理由はいくつかあるのですが、、
1.姿勢の悪さ
2.腹直筋の固さ
この二つの項目の影響は大きかったと考えます。
腹筋やり込んでる人って、結構姿勢悪い人多いですね。
当時の自分に教えてあげたい、、、。
こう書くと、
じゃあクリスティアーノ・ロナウドは何なの?
腹筋バキバキじゃん!!
って話になりそうですよね。
次回に続きます。
結構いい記事。
最後までお読み頂きありがとうございました。