4〜5年前の話になります。
当時徳島で働いていた時、ある選手(Jリーガー)から連絡が。
「身体をみてもらえませんか?」
え?マジ?
そう思ったのには理由があります。
電話で話すこと自体が何年ぶりだ?というレベルだったので。
電話自体が相当驚きだったのに、身体をみてほしい?
本当に驚きました。
その選手は自分が大学サッカー部のフィジカルコーチをしていた時の主力選手。
当時はこちらも学生フィジカルコーチでした。
彼は身体的に非常に恵まれていました。
でかい・速い・強い・巧い。
大きい選手はいくらでもいます。
でもそれで速い選手っていうのは限られてきます。
彼の場合は「でかい割に速い」
のではなく、「めちゃ速い」
そして強い。
これも「めちゃ強い」
学生のレベルで太刀打ちできる選手は記憶にありません。
なんか、DFを無視するような感じなんですよ。
オフの動きとかね、眼中にない。
DFがいないような感じで動いている。
もちろんいるんですけどね笑。
彼の進路を邪魔はできない。
で、さらに足元の技術も高い。
確かフットサルやってたとかって話だったかな?
※写真はイメージです。本人ではありません。
ここまで天に愛された身体を持つ選手がいるのかって感じ。
日本人とは思えない。
今考えても、日の丸をつけるに相応しい能力の持ち主でした。
まあフィジカルトレーニングは嫌いでしたけどね。
当時は多分、彼にとって自分はめっちゃ嫌な存在だったかと思います笑。
そんな選手から、いきなり連絡が。
あれ、電話番号知ってたの?って笑。
自分は当時もブログをやっていたんですね。
ブログの内容を読んで、頼ってくれたわけです。
そして、本当に徳島の自宅に足を運んでくれました。
当時の所属チームでの住まいから車で何時間もかけて。
会うと、相変わらずの恵まれた体格。
早速身体をチェック。
これは、、、
って感じでしたね。
詳しくは書けませんが、
恵まれた筋肉がかなり痛んでいる印象。
骨格も引っ張られて、かなり難しい状態。
もちろん当時その時点でできることはしました。
一定の効果も感じました。
ただ、その時の感覚としては、
通いつめてもらわないとこれ以上どうにもできないレベル。
そしてそれから数ヶ月後、彼は引退しました。
医療スタッフでもない自分のところに何時間もかけて駆けつけてくれた。
ワラをも掴む思いだったのかと思います。
そして、それに応えることができなかった。
これは現在に到るまで自分の心の中でくすぶり続けている部分です。
あれから何年も経った今。
自分も当時から大きく進化しました。
今なら何とかなる。
そう思っています。
当時頼ってくれた彼の助けになることはもうできません。
そこは申し訳ない部分です。
今の自分の立場から貢献していきたいと思います。
10代の選手には「可能性を拡げる高いベースを」
20代の選手には「個性を磨いてもう一つ上のステージへ」
30代40代の選手には「プレーを続けることができる喜びを」
今後もサポートしていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。