助っ人ブラジル人の言葉

数年前の話です。

スーパー銭湯で偶然、当時在籍していたクラブの外国人選手に遭遇しました。

 

f:id:aoyagiphysical:20200608111814j:plain

※写真はイメージです。本人ではありません。

 

ベテランで同い年くらい。
育成時代の話など、色々聞かせてくれました。


ブラジルの名門チームの育成組織出身の彼。
充実した体格の持ち主。

彼の体重は、身長ー100。
それで動き回れるし、凄いです。

一体どんな育成時代を過ごしたのか。

こちらは興味津々です。

 


ユース年代ではバンバン筋トレを、ジュニアユース年代では素走りのトレーニングをきっちり行っていたそうです。

毎年オフはブラジルに戻るそうですが、方法論は今も変わらず、というかむしろさらに厳しくなっているとの話。


「日本の育成はサッカー、サッカー、サッカーでしょ?ブラジルではそうじゃない。カラダを創り上げる事をサッカーと同じくらい徹底的に重視する。」

 

「日本の育成はとにかく予測とか準備とか判断でしょ?ブラジルでは、例えばセンターバックだったら、味方にボール預ける事ができればあとは一対一を徹底的に負けないようにすることを要求するんだ。それを可能にしていくのはカラダをレベルアップすることだ。そこから高いレベルの中に混ざっても負けないようにしていく中で予測や判断が磨かれていく。」


「そういう育成の違いがある中で、A代表同士でパワーに差が出るのは当然の話だと思う。」

 

「知り合いの友人がバルサのスタッフ。バルサでもサッカーと別にカラダ創りをちゃんと重視している。スペインだけじゃなく、イタリアもそうだ。」


そんな説教話を色々聞かせてくれました。 

 

聞いていて、単純に、

「身体創りを重視する風土」
「身体創りのトレーニングの絶対量」

ここらへんの差がかなり大きいのではと感じました。
日本人が徹底的にやるだけやったらどうなるんでしょうね。


育成に関わるフィジカルコーチとして当時(今も)色々考えさせられる出来事でした。

自分はこういう機会の運には常に恵まれていると感じています。

 

良いものを集約して、拡げていく。

自分の役割として今後も動いていきます。

 

 


最後までお読み頂きありがとうございました。