中高生にオススメのサッカーの本3冊

今回は、中高生にオススメのサッカーに関する本を3冊ご紹介します。

 

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断っておきますと、自分は戦術は詳しくない人間です。

 

そんな自分ですが、

様々な監督・コーチの脇に長いこと立つことに恵まれ、

またC級やらB級やらとったりしたおかげである程度のことはわかります。

 

そんな状況の自分が、

もっと早く知りたかった、非常に良いなと感じた。

 

そんな本をご紹介します。

ではいきましょう!

 

 

 

①「相手を見てサッカーをする」岩政大樹

 

鹿島アントラーズなどで活躍された岩政氏の著書。

この本は非常に好きですね。

実際に著者がプロ選手としてどのような考えを基準にしていたかが解説されていて、

非常に説得力があるなと感じました。

 

それぞれのポジションでの動き方の基準。

それぞれのシステムのメリットとデメリット。

異なるシステムでの対戦する場合の狙いや注意点。

実際の駆け引きでの体験談など。

 

ここに書かれている内容が頭の中で整理されていれば、

より効果的にパフォーマンスの上達に繋がると思います。

 

 

 

②「岡田メソッド」岡田武史

 

元日本代表の監督である、岡田武史氏の著書。

プレーに関する原則などが全て網羅されています。

 

プレーの基準となる物差しを頭の中で整理するにはピッタリだと思いました。

共通言語としてこの本の内容が理解できていると、

チームメイト同士のディスカッションの生産性が上がりそうに思います。

 

こういった内容がU16までに理解できていると、

プレーヤーとしての飛躍に繋がる可能性が高まりますね。

 

フィジカル面の土台の構築と共に、頭の中に叩き込んでおきたい内容です。

これを先に読みつつ①の本を読む方がわかりやすいのかな?

この内容を全面的に採用しているクラブチームを知っていますが、

今後大きな人気になるように思います。

自分が親として入れたい笑。

 

 

 

 

③「サッカーとは何か」林舞喜

 

こちらは奈良クラブの現監督である林氏の著書ですね。

難解な内容がわかりやすく説明された良書だと思います。

 

ヨーロッパ最先端の2大理論を学ぶことができます。

戦術というよりは練習の進め方についての考え方の本ですかね。

①②の本とはまた違った味です。

 

フィジカル面に関する内容の記述も多く、

ヨーロッパではより一体化・合理化された内容が主流なのが理解できます。

フィジカルコーチをしている自分としては、

非常に考えさせられる部分も多かったです。

 

ただ、「理想と現実」的な部分も感じました。

あらゆるレベル、あらゆる年代のサッカー選手にベストなのかは正直疑問です。

 

最先端を知るという意味では良いですが、

選手個人ができることというのはかなり限られます。

下手すると頭でっかちな面倒くさい選手になってしまう可能性もあります笑。

そこは注意!!

 

これから始まるJFL、今期の奈良クラブの成績にも考察のヒントがありそうです。

 

 

 

「中高生にオススメの本」としましたが、

自分が中高生の時に読みたかったからです。

 

正直誰にでもおすすめです。

 

 

戦術に関する本はいくらでもありますが、

こちらの本ではプレーする上での「考え方の基準」がより明確になりやすいと感じました。

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。