親のプレーへの口出しをストップさせる方法
「勇気を持った主張」
今日は、
「親の口出しがしんどくて何とかしたい中高生」に向けて書いてみたいと思います。
中高生がサッカーをする上で、親のサポートは重要です。
その関係性は本当に様々だなぁと。
プレーには少し離れた距離感で送迎や弁当のみサポートする親もいれば、
専属コーチのような親もいます。
個人競技では親がコーチを務めるケースも珍しくないですよね。
何がベストかは難しいところです。
ただ、関わり方によってはマイナスになってしまう場合もあるんですね。
親の口出しがうるさくて気分が悪くなる。
日常生活だけでなく、サッカーのプレーについても同じことが言えます。
これについてあまりいいことだとは思っていないんですね。
だから今読んでるあなたがそのような状況であるなら、
改善へ動き出すことをお勧めします。
なぜこれが良いことだと思っていないかというと、
単純にパフォーマンスを落とすことに繋がるからです。
今回の記事を書くきっかけとなったのは、
SNSでのある方の投稿の内容でした。
それがこちら ↓
一応ながらもプロになれたのは自分で考えて行動を取ったからで、それが出来たのは父親から何も言われなかったからだろう。周りのプロになった人間に聞いても一様に、父親からとやかく言われてやりにくかった、というのはほぼいなかった。以下略
もうね、首がもげるほど縦に振る感じでフル共感ですね!
実際にプロ経験がある方のこのような投稿は非常に有益ですね。
で、この投稿を読んで「ある選手」を思い出したんですね。
その選手は持久力がめちゃ高いサイドの選手。
当初は低かったとこから努力で叩き上げて強みに磨き上げていった選手。
彼の伸ばすための自主的な行動も知っていましたし、
当時は4ヶ月に1回持久力テストをしていましたので数値にはっきり出ていました。
こういう努力ができる選手はね、
努力の方向性だけ注意しておけばどんどん伸びていけます。
そして彼の3年間の活動の節目に保護者との懇親会があったんですね。
その選手のお父さんと話すタイミングがありました。
すっかりできあがったお父さんの口から出てきた言葉。
「青柳コーチ。」
「はい。」
「俺はね、あいつに3年間言い続けたことがあるんですよ。」
「そうなんですね。何を言い続けたんですか?」
「サイドなんかやってんじゃねえ。センターのポジションを任されないやつなんて絶対プロになんかなれねえ!ってね。」
「え!!!?」
「3年間口を酸っぱくして言い続けましたよ。だけどあいつはセンターにはなれなかった。才能がないんですよ。」
お酒の力で大げさに言ってることであることを強く願いましたね。
これが本当なら、彼は3年間一番身近な存在からの否定の言葉に晒されていたことになります。
信じられない。
だからか。
それを聞いて色々納得した部分もありました。
なぜ、彼は妙に指導者の目を見るのか?(異常に目が合う)
なぜ、能力をアグレッシブにピッチで活用しきれないのか?(もっとできるはずという印象があった)
なぜ、妙に他の選手との「上下」を気にするのか?(そういう言動がだんだん増えた)
根本には強い「自己否定」があったわけですね。
まあそうなるのも無理もないですね。
精神的なブレーキはプレーでのブレーキにも繋がります。
その一件については当時めちゃ考えさせられましたね。
どうすればそれを回避できたのか?と。
それが冒頭にも書いた、
「勇気を持った主張」です。
もうね、嫌ならはっきり言うしかないですよ。
勇気を持って伝えるしかない。
その後のことを気にせずに。←これが一番の壁ですね。
ただ、
こういうアクションにはタイミングがあります。
ちょうどとやかく言われた時にスタートすると、
火に油を注ぎ合う結果になりやすいとわれます。
なので、まずは「場」を作ります。
例えば、
「父さん、ちょっといい?話がしたいんだけど。」
などと言って「場」を設定します。
これでアウェーな場を少しでもホーム寄りに作り変えます。
雰囲気が違うと感じさせる。
話を茶化される可能性を減らすためにも、ここは大切な部分だと思います。
リビングならテレビは消した方が良いと思います。
後、親父が酔っ払っている時はやめましょう。
言い出しやすい雰囲気だとしても、
忘れられてしまう可能性があります。
さあそこから切り出していきます。
次回に続きます。
最後までお読み頂きありがとうございました。