ベンチプレスと首のポジション
今回はベンチプレスと腕立て伏せについて取り上げて書いていきます。
この2つのエクササイズは、
サッカー部で活動する高校生はかなり触れる機会があるかと思います。
腕立て伏せは中学生の練習でも出てきますし、
罰ゲーム的にやることもあったりします。
ただ、その中で首のポジションは大事だと思っているんですね。
これは日本一の勉強会で出てきた内容です。
以下に解説していきます。
まずは首に関する記事を読んで下さい
こちらの記事を読んで頂くと理解がスムーズになります↓
ベンチプレスをどういう風にやるのか?
上記の記事を踏まえた上で、
じゃあ実際にどうするのか?
記事に出てきた首のポジションに持っていくということです。
その状態でベンチプレスをする。
が、そんなことはなかなか難しいですね。
なので、これを使います↓
ハーフカットのポールです。
これを首もとに置き、枕のように使います。
厳密には、乗せ方というかポジションの探し方があるのですが、
単純に枕のように首元に乗せるだけでも違ってくると思います。
その際、アゴは少々高めにしたほうが良いですね。
どう実感できる?
実感できるポイントは2つです。
一つは、力が出しやすくなる。
普段ベンチプレスをしている人は、
自分が何キロ何回くらいできるかがわかっています。
また、その時の感覚も。
違いとして認識しやすいと思います。
枕あり・なしでわざと試して実感してみても良いです。
枕ありの方が安定して力を出せる感覚があると思います。
もう一つは、トレーニング後の動かした感じ。
ベンチプレスってバンバンやると終わった後に肩を回しにくくなりますよね。
タイトな感じに。
で、まあストレッチなどのケアをするのが一般的です。
枕ありで同じようにベンチプレスをバンバンやってみると、
その後の可動性が違ってきます。
肩が回りやすいと思います。
少なくとも、枕なしよりは全然良い。
高校生ベンチプレスあるある
自分としては、結構多いと思っているのが、
サッカーやっている高校生
↓
ベンチプレスがあるからやってみる
↓
体の変化が面白いし、続ける
↓
いつの間にか胸や肩周りがかたくなって動きの制限が
↓
全身のバランスが崩れて腰痛などを引き起こす
これは結構あるのではないかと思っています。
デメリットというか、リスクも考えて進めることが大事ですね。
一見関係ないような部分に不具合が
緊張が強いと動作に不具合が出やすくなります。
動きにくい部分ができてしまうと、
その他の部分で動きを賄うことになって故障につながることもあります。
代表的なのが、ベンチプレスと腰椎分離症ですね。
ベンチプレスやりまくる
↓
胸肩周りがかたくなる
↓
強いシュートをバンバン撃つ
↓
胸の動きが出にくいので、腰が強く捻れる
↓
部分的なストレスが大きくなって分離症
こういうのは結構あるので気をつけた方が良いですね。
ベンチプレスが悪いわけではない
こういう風に書くとベンチプレスが悪者になってしまいそうですが、
そうではありません。
悪いのは、部分的にかたくなったり動きが悪くなることなのです。
つまり、他の種目でもそういったリスクはあったりするわけです。
そこらへんは今後も書いていきますね。
(ベンチプレスが必要かどうかはこの記事では置いておきましょう。)
腕立て伏せでも
腕立て伏せでも考え方は同じです。
身体の向きや負荷のかかり方はベンチプレスと違いはありますが、
首のポジションは同じ理屈です。
なので、「アゴを引く」というのはしない方が良いかと思います。
首がダラーっと落ちるのとは違います。
そこは注意が必要です。
最適なポジションに置くことが目的です。
ただ、他の注意点と共に両立させることが大事であって、
首だけでもまたしょうがない部分でもあります。
共通の部分もありますので、以下の記事を参考にして頂ければと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
参考リンクを貼っておきます↓
記事に登場したものは一番左です。