フィジカルをシンプルに考える

今回は「フィジカル」について書いていきたいと思います。

 

 

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フィジカルとは

フィジカルの日本語訳を調べると、肉体的・身体的とされています。

サッカーの現場では「身体能力」というような意味で使われていますね。

特に「球際の強さ」「筋肉が発達した身体」を表現することが多いように思います。

このブログではフィジカルの分類を「巧さ」「強さ」「速さ」「タフさ」と4種類の言葉で表現しています。

それは選手にとっても伝わりやすいと感じているからです。

 

巧さとは

身体を巧みに操る能力ですね。

技術の精度や身のこなしの巧さを表しています。

 

強さとは

筋力や体格面を指します。

パワフルなキックや球際の強さを表しています。

 

速さとは

スピードや動きのキレを指します。

ここで指しているのは動きのスピードです。

 

タフさとは

持久力を指します。

どれくらい走れるかというのはもちろんですが、

巧さ・強さ・速さをどのくらい高いレベルで発揮できるかということです。

 

実際は組み合わさって発揮されます

これらの能力は実際は組み合わさった形で発揮されます。

例えば、

スピード溢れるドリブル突破では、

ドリブルの「巧さ」と「速さ」が組み合わされて発揮されます。

爆発的に加速する「強さ」も求められます。

試合の終盤では体力が低下している中での「タフさ」が求められます。

 

分析や改善がしやすくなる

先に挙げた4つの要素に分けて考えることで弱点の分析や改善に繋げやすくなります。

 

例えば、

スピード溢れるドリブル突破がうまくいかなかったとして、

 

ドリブル技術に問題があって突破できないのか?

加速する力が不足して突破できないのか?

スタミナ不足で疲労の影響が強くて突破できないのか?

 

などという感じです。

それぞれ対策は変わってきます。

もちろん「判断が悪い」ということもあり得ます。

強みはパフォーマンスとして考える

選手としてより高いレベルを目指すのであれば、

「フィジカル」はきちんと考えていくべき部分です。

考える上で注意して欲しいのはパフォーマンスとして考えた方が良いということです。

 

例えば、

筋力が高いというのはサッカーの実際のパフォーマンスではなく、

一つの要素でしかありません。

高い筋力を活かした強いシュートは実際のパフォーマンスです。

 

ここがとても大事で、サッカーの中で発揮できる形に繋がらないと意味がありません。

 

2つは強みが欲しい

高いレベルを目指すのであれば、強みは複数必要だと思います。

先の「スピード溢れるドリブル突破」に加えて「精度の高いキックによる展開力」があったら怖いですよね。

さらに「ゴール前での高い打点のヘディング」があったら恐ろしい存在ですよね。

強みが複数あるとレベルの高い魅力的なプレーヤーになれます。

また、絶対的なフィジカルの強みがなくとも、

「全体の水準のバランスの良さ」や「戦術理解度と判断力」などが強みになることもあります。

絶対的な答えはないのがサッカーの面白い部分でもありますね。

 

自分で強みを作り出そう

上を目指すなら自分の強みを育てていくことは非常に大事なことだと思います。

それは身体的な特徴と併せて考えていくと良いと思います。

周囲に評価されることが多い能力があるのであれば、

強みとして磨き上げていく価値が高いと思います。

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。