理学療法士を養成する医療系専門学校。
お招き頂いての特別授業もついに最終回となりました。
いつもの如く、やる内容をイメージしながら向かいました。
あれの方が良いかな〜
こっちの方が喜んでくれるかな〜
この順番の方がわかりやすいかな〜
色々考えながら。
で、スタート。
朝の一限ですからね。
まずは身体と好奇心を活性化したい。
ということで、2つのペアワークを。
一つは「押す」
力んで押した場合と、同調する意識で押した場合。
明確に違いがあります。
力を出せば、もちろん「物理的な」力は発生します。
が、不快です。
ムカつきます笑。
相手との境界線が強化されて、反発を生むから。
相手との境界線をなくすような、同調した意識で押すと、ふわっと相手が「上がり」ます。
下から押されたような感覚に。
で、ムカつきません笑。
これ、患者さんの身体に触れる上で、めちゃ大事。
二つ目は「起こす」
床に寝たペアの手首を持って、起こします。
「物理的な」力では起こせません。
頭がダラーンとなって、身体を引きずるような感じになるだけ。
もちろん不快です笑。
で、どうするかというと、「肯定感」を強く持つことで起こすことができます。
言わば、「愛」ですね。
って言ったら生徒達は笑っていましたが。
できるできないがでてくるので、めちゃ盛り上がりましたね。
これ、何を伝えたかったかというと、患者さんは「モノ」ではない。
自分の「在り方」で結果が変わる。
雑に接すれば、雑な結果。
丁寧に接すれば、それに応じた結果が。
例えば、将来の職場で15分身体をケアすることがあるとして。
「作業」的ではない丁寧さ。
これによって結果が変わるということを知って欲しかったのです。
盛り上がりすぎて、気がついたら30分くらい経過していました笑。
次に話したのは、目指す身体。
これは患者さんに対しても、自分に対しても。
無駄な緊張をとる。
上虚下実
内剛外柔
腸腰筋の活性化
理想の左右非対称と左重心
自分がやりたいのはこれです。
その後は「観点」について。
心身をよくする為に、どういうアプローチがあり得るか。
その引き出しは多いに越したことはないわけで。
そこをみんなで考えました。
前回の授業に出てきた正常な左右非対称についても再び整理。
さらに、具体的なアプローチを。
骨格の修正
筋肉と複合した骨格の修正
筋肉と内臓と反射区の活用
などなど
チェックして変化を実感。
楽しそうでしたね。
やっぱ実技は楽しいですね。
今回は胴体力をやってないのですが、セルフエクササイズよりもペアワーク中心の方が生徒さん達同士の対話が生まれて良かったなと感じました。
基礎的な学びが多い段階だとは思いますが、こんな風に応用すると、こんな風に患者さんに喜んでもらえるようなことができる。
イメージ湧いたかな。
そんなゴールをイメージしながら学べば、学びがより楽しくなるかなと。
お互い頑張りましょう!!
最後までお読み頂きありがとうございました。