Jリーグが開幕し、数試合が経過しました。
その中で一つ感じた部分。
「監督が交代して使われなくなる」
これ、ありますね。
もちろん監督の好みというか、そういう部分はあると思います。
が、視点を変えると、
その選手が
「監督の目的を遂行するに足らない」
という表現もできると思います。
つまり、チームがやろうとしている戦術に能力的に不足がある、ということです。
絶対的に能力が高くて、チームの実行しようとする戦術に貢献しようとする。
それができていれば、必然的に使われると思うわけです。
で、この監督が交代して使われなくなる選手というのは能力的にはどのような選手かというと、
フィジカルに偏重もしくは戦術に偏重。
そのようなケースは多いように思います。
例えば、
今まではスピードやパワーを活かしながら感覚的にプレーをしてきた
→ チームとしての戦術がより高度になり、戦術理解の不足から起用されなくなる。
今までは戦術理解に長け、試合をコントロールするようなプレーで貢献してきた
→ パワーやスタミナが低く、新チームのハイプレスを遂行する能力が足りずに起用されなくなる
などですね。
プロ選手だから全てが高いわけではありません。
プロ選手でも足元の技術が苦手な選手もいますし、戦術理解度が低い選手もいます。
「能力」が「個性」を表現しています。
もちろん、総合的にプロとしてのラインを超えたからプロ選手なのだと思いますが。
偏りというのは諸刃の剣かもしれませんね。
また、そのような選手のバックグラウンドには、育成年代でのトレーニングの積み上げが大きく影響していると思うのです。
・ストロングポイントを持つ。
・全体の最低水準を引き上げて、致命的な弱点を持たない。
育成のトレーニング内容にも反映させるべき部分だと思います。
次のステージで、どのような戦術でも対応できる能力を。
最後までお読み頂きありがとうございました。