このブログにも何度か書きましたが、僕自身は「ボールを使ってないから」とか「判断を伴ってないから」という理由だけで走り込みを否定することはしていません。
現状と目標から必要なトレーニングを考えて設定しています。
目の前のことは全てが大切です。
そして、僕の(あくまでも僕の)青写真では、、
大学やプロ(つまり次のステージ)ではより筋力面、からの瞬発力、そしてその反復力。
これを伸ばして、なおかつ実戦の中で飛躍していってほしい。
そう考えると、高校卒業時までに基礎持久力は必要なレベルまで完成しておきたいわけですね。
何をもって完成かと聞かれるとまあ難しいところですが、僕の中での基準はあります。
プロ、社会人、大学生、ユース年代に、ジュニアユース年代、ジュニア年代など、いろんな年代に関わってきて感じている部分です。
18歳以降で基礎持久力低いと、ほんと不利。
苦労する。
使えない。
伸びきれない。
めちゃくちゃいってますが笑、本当にそうだと思います。
「90分」のプレーを信頼される選手になる為には凄く重要なことであると認識しています。
サッカーは瞬発力を反復する「間欠的持久力」のスポーツだと言われます。
それはわかります。
大事です。
が、90分闘える選手になる為には、基礎持久力は必須です。
例外的な選手もいます。
例えば、
瞬発力に特化している、ゴール前の仕事人。
ヘディングとボディコンタクトはお任せなセンターバック。
でもね、バリバリ第一線で活躍したいなら、僕は必要だと思います。
僕の手元にあるデータによると、Jで活躍しているレベルのゴールキーパーでも、育成年代での基礎持久力は高いです。
それは直接的にゴールキーパーのパフォーマンスには結びつかないかもしれませんが、キーパー特有の全身を使ったハードなトレーニングを回復に結びつける土台には間違いなくなっていたと思います。
つまり、「アスリートとしてのレベルをより引き上げるハードなトレーニングを可能にした」わけです。
これはもちろんゴールキーパー以外の選手にも当てはまるわけです。
つまり、「次のステージでアスリートとしてのレベルを引き上げる密度の高いトレーニングへのレディネス」を引き上げる事になっているわけです。
もちろん試合で走れるようになるのは前述した通りです。
間欠的持久力「のみ」強い選手は僕の中では「90分」の見方ではムラがある印象が強いです。
60分以降でガクッと落ちたりとか。
ちなみに、持久力養成の為に必要な「過程」は自由だと思っています。
動作効率を高める方法や、ボールを使ってゲーム形式で行う方法、色々あります。
僕は手っ取り早いから走り込みも活用しているというだけです。
わかりやすいですからね。
ゲーム形式ってコントロールできない部分がどうしてもありますので。
ゲーム形式だと
一番上手い選手が一番サボれて、
一番負荷がかからずに、
持久力が一番伸びない。
あると思います。
問題は、ステージが上がった時に壁にぶつかったり伸び悩む要因になり得るということ。
そして、18歳以降で基礎持久力引き上げるのはしんどいと思います。
より低い年代からの持久力強化は非常に大切だと考えています。
高校生年代で走れる選手って、中学生時代も走れる選手が多い。
さらに言うと、小学生時代も。
だからこそ、小学生時代から「ある程度は」水準を引き上げながらみてあげるのも大事なことだと考えています。
最後までお読み頂きありがとうございました。