総体予選からの日本サッカーの未来の話

インターハイ神奈川県二次予選R16結果

 

 

桐光学園 2-0 桐蔭学園


三浦学苑 2-1 弥栄


麻布大附 3-2 湘南工科


東海大相模 2-1 市立橘


日大藤沢 1(延長)0 座間


法政二 4-0 横浜創学館


厚木北 1(3PK0)1 湘南学院


相洋 1(4PK3)1 横浜隼人

 

 

本日、ベスト8が出揃いました。

 

組み合わせから見ると順当な印象です。

 

サポートしている桐光学園も勝利!!

 

いきなりしんどいカードでしたが勝てて良かったです。

 

 

ゴールシーンが上がっていました。

 

チョコ (@tyokonpyyg73666) on Twitter

 

 

準々決勝のカードはこちら。


桐光学園-相洋


厚木北-日大藤沢


三浦学苑-法政二


麻布大附-東海大相模

 

強豪揃いです。

 

 

 

ここから、個人的な思いを書きます。

 

 

僕は、日本サッカーのレベルアップの為にはフィジカル強化は不可欠だと考えています。

 

日本代表の監督が変わり、2連敗かつ無得点。

 

何が原因なのか。

 

見方は色々あると思います。

 

戦術眼に長けた方は、戦術の中に秘策を見出しているのかもしれません。

 

僕の立場からの意見としては、強豪国と比較して相対的にフィジカルは脆いと考えます。

 

ただ、それは人種で片付けるべきことではなくて、育成年代でのバックグラウンドにも大きな差があると思います。

 

 

 

僕自身、メキシコのチーバスの育成を視察に行った経験があります。

 

徳島にいる時にはブラジル人選手に育成時代の話をかなり詳しく聞くことができました。

 

また先日も外国の育成についての話を伺う機会がありました。

 

他にも色々、、。

 

 

知れば知るほど、思うこと。

 

 

明らかに日本の育成年代でのフィジカル強化の文化は遅れていると感じています。

 

世界に追従するには、育成年代から計画的にフィジカル強化を積み上げる必要があります。

 

その先に初めて人種の差などの話が出てくるのだと思います。

 

フィジカルトレーニングはその効果(筋力の発達や、持久力の伸びなど)の積み上げが、技術戦術練習よりも計算しやすい側面があると思います。

 

項目にもよりますが、やればリターンがしっかり得られるわけです。

 

強豪国はそこをしっかり認識し、加味した上で育成していると思います。

 

週に何回どのような刺激を入れると効果的か。

 

しっかりデザインしている。

 

僕は育成年代のトレーニングについては、フィジカル優先で組む方が良いと考えています。

 

そういう言い方をすると、育成年代の指導者の方には煙たがれるかもしれません。

 

が、正直な気持ちです。

 

 

今、育成のトレーニングは合理性・特異性の一途を辿っているように感じます。

 

僕は逆に危機感を持っています。

 

そこから、世界に対して発揮できるようなストロングポイントを持ち合わせた選手がどれくらい生まれてくるのか疑問だからです。

 

世界の良さを取り入れるということは大事な事だとは思います。

 

が、仮に世界と同様の質のオーガナイズのトレーニングをするとして、、

 

実際にやる場合に、フィジカル面で優れた集団の方が、トレーニングの質としては、当然高くなりやすい。

 

フィジカル面で劣っている集団が同じことをしても、「縮小版」になってしまう。

 

だから、質が高まるようにフィジカルを鍛え上げるか、日本独自の道が必要。

 

そう考えています。

 

合理性だけで世界と渡り合えるほど、日本人のフィジカルのスタートラインは高くないと思います。

 

良いと言われることをやるのは大事。

 

ですが、実際に渡り合えるようにしないとです。

 

それを考えた時に、例えば(最近は聞かなくなりましたが)日本人のストロングポイントだと言われていた敏捷性と持久力という部分は今どうなのか?

 

今の潮流でいいのか?

 

特化する為に分離して磨き上げた方が効果的なように思います。

 

また、敏捷性や持久力をピッチで発揮する事を支えるための、ストレングス。

 

そこも引き上げるべきでしょう。

 

 

 

しっかり走れるようにする、身体づくりに取り組むこと。

 

地味だけど、育成年代で積み上げることが大事だと思います。

 

根っこの部分ですね。

 

さらには、やはり根本的な身体の使い方ですね。

 

 

で、今回の総体予選。

 

決勝カードは

 

桐光学園 vs 東海大相模

 

これを望んでいます。

 

なぜか。

 

どちらもフィジカルコーチがサポートしているチームなのです。

 

お会いした事はないですが、東海大相模のフィジカルコーチの方はとても優秀な方だと聞いています。

 

いつかお話を伺ってみたいですね。

 

 

Jクラブでも育成フィジカルコーチがいないチームの方が圧倒的に多い。

 

毎度毎度、ワールドカップ後にはフィジカルの差の話がクローズアップされる割には変わっていない。

 

しかも、育成フィジカルコーチはどうしても若手に偏る傾向があるから、クラブ内での発言力が薄くなりやすいんだよなぁ。

 

10年後には変わっているでしょうか。

 

 

 

フィジカルコーチがいるチーム。

 

そういうチームが上位にいく。

 

それが当たり前になっていくよう目指して取り組みます。

 

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。