プロになったあとに厳しくなる

昨日の記事の続きです。

 

 

 

プロになったあとに厳しい選手。

 

そこにもやはり、フィジカルがかなり影響しています。

 

 

フィジカル→「巧さ・強さ・速さ・タフさ」です。

 

 

早い話が、

 

「強み」や「全体の水準」が不足している。

 

ということです。

 

 

「メンタル」という部分もあり得ますし、言われることもあります。

 

が、そういう選手は大抵、「巧さ・強さ・速さ・タフさ」に偏りがあったりします。

 

逆に、「巧さ・強さ・速さ・タフさ」を一定の水準まで鍛えて引き上がっている選手は、大抵メンタルもそこそこ充実しています。

 

 

なぜか?

 

 

 

2つあります。

 

1つ目は、「鍛えてきた」から。

 

まず鍛えていけば、精神的にタフになっていきます。

 

 

2つ目は、「身体の状態」です。

 

 

僕が理想としている身体の状態があります。

 

 

「上虚下実」

 

「内剛外柔」

 

 

どど〜〜ん!!!

 

 

 

ついに出てきました!!

 

この説明については、また詳しく書いていきます。

 

言いたいのは、この状態はメンタル的にも非常に良いのです。

 

「良い」という表現が正しいかはわかりませんが。

 

自分の能力をしっかり発揮できる状態です。

 

 

メンタル的に問題がある

 

→ 自分の能力をしっかり発揮できない

 

 

自分の能力を発揮できる状態をつくる

 

→ 結果的にメンタルも良い状態になっている

 

ですね。

 

だからプロになった後も自力で伸びる行動ができます。

 

 

話を戻します。

 

フィジカル(巧さ・強さ・速さ・タフさ)の充実。

 

これがアンバランスだと、プロになったあとに厳しかったりします。

 

 

例を挙げますね。

 

 

ユース年代では「スピード」が売り。

 

裏に抜けて、得点量産。

 

トップ昇格。

 

が、プロの世界では発揮できない。

 

 

なぜか?

 

実は、プロの中で強みにできるほどのスピードではなかった

 

 

そう、実はさほど速くなかったんですね。

 

ではなぜ、ユース年代では得点を量産できていたのか?

 

 

プロに比べて駆け引きなどの質は落ちる中だったから。

 

これはもちろんです。

 

 

が、実は持久力優位なスピードだったから。

 

 

 

どういうことでしょうか?

 

 

 

試合は90分あります。

 

 

スピードがさほどでも、

 

持久力が高ければ、自分の最大に近いスピードをたくさん反復できるのです。

 

結果、スピードが強みのように映る。

 

また、筋力的にもそこそこでした。

 

ユース年代の中では。

 

だから、多少コンタクトを伴っても、局面を打開できた。

 

 

が、プロではそうはいかなかった。

 

 

彼は、スピードの最大値に頼っていたわけでなく、総合力で結果を出していた。

 

 

が、プロの中で同じことを炸裂させるには、最大スピードが足りなかった。

 

僕はそう考えます。

 

ステージを上げた集団の中に混ざった瞬間に、強みが強みではなくなる。

 

珍しいことではないと思っています。

 

 

もちろん、

 

もっと駆け引きを、とか。

 

インテリジェンスを、って話になるのもよくありますし、わかります。

 

 

が、

 

僕はそれがサッカーの悪い部分でもあるように思います。

 

次回に続きます。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。