ベタ足は⚪︎か×か
ベタ足ってありますよね。
足の裏全体での接地。
その評価って思い切り賛否分かれるように思います。
否定派。
その理由は、遅くなるから。
踏ん張って遅くなる。
居つくなんて言い方にもなるのでしょうか。
どんくさいイメージですね。
わかります。
だから、かかとを上げて〜母指球で〜
という指導になったり。
逆に肯定派
フラット着地。
負担が少ない。
ランニングフォームの話なんかにもよく登場しますね。
母指球・小指球・踵の3点で支える。
足のアーチ構造に合っている理にかなった接地。
真逆なように聞こえます。
どっちやねん!てなりますよね。
理にかなってても実際遅いやん!て。
ベタ足で遅い選手は実際いますからね。
で、ここからは僕の個人的な意見にはなるのですが、、、
まず、僕はベタ足が良いと感じています。
その理由としては、余計な力が抜けて動きやすいからです。
負担が少ないのも実感。
で、実際速さも出しやすいと感じています。
で、じゃあベタ足で遅いのは何なのか。
それは一言で言うと、今までの記事で書いてきた、もも前型なのだと。
腸腰筋・ハムストリング・臀筋などの使われて欲しい筋肉が使われていない。
で、それらの動きから導かれる動きが身体にインプットされていない。
だから、遅い。
腸腰筋・ハムストリング・臀筋などのスイッチが入っていると、
そこからの動きがインプットされていると、
その状態でベタ足になっていると、速く動ける「感じ」がします。
自分の中にそういう感覚が生じます。
動いてなくても、です。
多分その延長線上に、スキがないなどの表現があるのでは、と感じています。
僕はそのスイッチがオフになりがちなので、その違いがよくわかります。
そもそもベタ足は動きの結果であって、あまり意図して着こうとするものではないように感じます。
胴体力の稽古では、
歩く → 胴体の3方向の動き → 歩く
なんてことをします。
前後で歩いて違いを感じるということ。
で、最初は足音かドタドタしていたのが、エクササイズ後にはそのドタドタが緩和している。
乗り込む感覚、ですね。
そこに「足のつき方の意図」はありません。
勝手にそうなるわけです。
で、足のつき方ありきの指導になると、うまくいく選手といかない選手にわかれてしまうように思います。
ぱっと見で足のつき方がうまくいっても、本人的にはしっくりこない、かえって遅くなるような選手が出てきてしまう。
で、より指導が必要なのは、そのうまくいかない選手の方だと思うのです。
最後までお読み頂きありがとうございました。