もも前ばかりが疲れる
「スクワット」
キング・オブ・エクササイズなどとも言われ、それだけ効果の大きいエクササイズとされています。
パーソナルトレーニングでも、チーム指導でも組み込むことが多いエクササイズです。
で、このスクワットで何を狙っていくか、なんですね。
僕がスクワットを行う大きな理由の一つに、「裏側の筋肉にしっかり刺激を入れること」が挙げられます。
ももの前を優位に使うか、ももの裏や臀部を優位に使うか。
大きな差になると考えています。
形はもちろん大事ですが、ターゲットとなる部分にしっかり刺激が入っているかがより大事。
僕の場合はもも裏の筋肉であるハムストリングスや臀筋、そして腸腰筋。
これらにしっかり負荷をかけます。
ももの前ばかりが疲れる。
色々な考え方があるとは思いますが、僕はそれは改善の必要がある、間違ったパターンだという認識です。
指導をしていて一定数いるのですが、その場合はまず筋肉の使われ方を変える必要があります。
そうしないと、その使われ方で発達していってしまいます。
ももの前と裏のバランスも偏ります。
そうなると、怪我のリスクも高まります。
もも前の筋肉は出力には長けていますから、重さが上がるにつれ、ますます頼ってしまいます。
悪循環ですね。
ただ、ややこしいのは、もも前が鍛えられることで筋力は当然高まりますから、、、
パフォーマンスアップにつながることにもなるのです。
もも前の筋力と5mや10m程度のダッシュには相関関係があるとされていますしね。
もも前の筋肉ばかり使われて、もも前のばかりが疲れやすくても、もも前の持久力が高まれば、スタミナにもなります。
ややこしいですね。
ただ僕はその延長線上は最終的には行き止まりだと考えています。
だからフォームや筋肉の使われ方が不十分なスクワットは逆効果になることもあり得ます。
きっちり指導が必要なものだと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。