何年か前の話です。
クラブハウスにほど近い温泉。
そこで、ブラジル人選手に遭遇しました。
脱いだら凄い。
屈強な身体。
ヤバい。
凶器だ笑。
思わず聞いてしまいました。
育成年代の時のこと。
彼は言いました。
この身体は17歳くらいで今の9割くらいは完成していたと。
めちゃ鍛えたと。
ジュニアユース年代の時は、毎週オフ明けに走り込み。
ユース年代にはバンバン筋トレ。
段階を追うようにしっかり鍛えるプログラムがあって、みっちり取り組んできたと。
彼はこうも言いました。
「サッカー」の視点はもちろん大切。
だが、ブラジルの育成には「カラダ」という視点が「サッカー」と同等以上に重要視されている。
アスリートとしての「カラダ」を鍛え上げるんだ!と。
それが選手が通用するステージのレベルを上げることに繋がる。
逆にそれがなくてはサッカーのレベルも根本的には上がらない。
日本の育成では、低い年代から「ボールを大事に」とか「判断を大事に」とか
それは確かに大事だが
「そればかり」が言われているように感じる、
育成年代での大事な「カラダ」を作り上げていく文化を感じない。
それでは日本がブラジルに勝つことは永遠にないだろう。
だそうです。
どうですか?
これ本当に言われました。
日本語で。
1時間以上。
フィジカルコーチがフィジカルについて1時間以上熱く説教されるという笑。
それを聞いて感じたこと。
「フィジカルが弱い」
「フィジカルが重要」
そんな話がありつつも、
じゃあ実際に、彼の話くらい「カラダ」が重要視されている文化が日本にあるかとなると、間違いなく「足りない」と思うのです。
彼の言う「カラダ」という表現は、前回の記事で書いた「能力」とほぼ同じ意味ですね。
だから
サッカーは、「カラダのレベルが高い」選手がサッカーをすることでうまくなる。
だから、カラダのレベルが低い選手はカラダのレベルを上げる。
例えば、カラダのレベルの低い選手同士(チーム)で磨いた判断。
カラダのレベルが高い選手の多いチームと闘ったら、何も発揮できないような事になりかねません。
だから「カラダ」が大事だと思うのです。
最後までお読み頂きありがとうございました。