サッカーに必要な2種類の持久力とその関係性
「なるべくどちらも」
今回は「サッカーに必要な2種類の持久力」について書いていきたいと思います。
サッカーに必要な持久力とは?
サッカーに必要な持久力は2種類です。
・間欠的持久力
・基礎持久力
間欠的持久力とは?
サッカーに必要な持久力は瞬発力を繰り返す持久力です。
瞬間的に大きな力を出す瞬発力は、試合中のダッシュ・ジャンプ・シュート・アジリティといった形で発揮されます。
試合の流れを大きく左右する、非常に重要な能力であると言えます。
これらを何度も繰り返す能力が間欠的持久力です。
間欠的持久力が高いということは、
瞬発力をなるべく速く力強く、なるべく高い頻度で何度も発揮できるので、
めちゃくちゃ有利です。
めちゃくちゃ有利です。
基礎持久力とは?
一方、基礎持久力は一定ペースで走る能力です。
マラソンのイメージに近い感じですね。
この能力が高いと全体の活動量が高くなりやすいですね。
サッカーに近いというわけではありませんが、
間欠的持久力を伸ばす上でも土台となるので、
めちゃくちゃ重要です。
めちゃくちゃ重要です。
つまり、これらの能力はどちらも大事で、なるべくどちらも一定水準以上あると好ましいです。
なぜどちらも?
間欠的持久力と基礎持久力。
間欠的持久力を支えるのが基礎持久力なら、
間欠的持久力さえ高ければいいんじゃないの?
こんな疑問が出てくるかもしれません。
確かにそのように書いてきたわけで、
それでもいいっちゃあいいとは思います。
が、できれば基礎持久力も高い方が良いと思います。
その理由を書いていきます。
4パターンで持久力を考える
選手の持久力の現状については、ざっくり4種類に分けて考えます。
①間欠的持久力高い↑・基礎持久力高い↑
②間欠的持久力高い↑・基礎持久力低い↓
③間欠的持久力低い↓・基礎持久力高い↑
④間欠的持久力低い↓・基礎持久力低い↓
以下にそれぞれ解説していきます。
①間欠的持久力高い↑・基礎持久力高い↑
最強ですね。
ハードワーカーとして大活躍して下さい。
②間欠的持久力高い↑・基礎持久力低い↓
瞬発力に優れた選手が多いです。
このタイプの選手は間欠的持久力が高いのは良いのですが、
以下のような傾向があります。
コンディションにムラが出やすい・90分もたない・暑さに弱い
一概には言えないですが、
基礎持久力の低さは不安要素となります。
③間欠的持久力低い↓・基礎持久力高い↑
このタイプの選手は瞬発力が低い選手に多いです。
中盤に多い印象ですね。
安定した技術・判断・活動量が柱となりますが、
瞬発力が低いという課題にしっかり向き合う必要があります。
基礎持久力がめちゃ高いケースでは、
そこを効かせて間欠的持久力テストのスコアが高くなるケースもあります。
④間欠的持久力低い↓・基礎持久力低い↓
走りましょう。
以上を読むと理解できると思います。
トップレベルを目指すのであれば、
判定ラインは
基礎持久力 12分間走 3300mです。
間欠的持久力 yo-yo Ir2 1200mです。
(別の記事で書いていきます。)
間欠的持久力と基礎持久力。
なるべくどちらも
最後までお読み頂きありがとうございました。
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