鹿児島出張1日目(2020.1.31)

本日より鹿児島実業高校サッカー部の指導です。

 

 

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行きの飛行機から。空が綺麗。

 

今回は2泊3日。

 

 

前日まで強化合宿を行なっていたということもあり、

初日は室内でひたすら機能改善のレクチャーを行いました。

 

 

鹿児島実業高校のサポートは今年で3年目に突入します。

 

手探りで進めてきましたが、

自分の中ではだいぶ理想形が明確になってきています。

 

それは一言で言うと、

「選手が自分自身でカラダについてアプローチできるようにしていくこと」

 

選手一人一人がフィジカルトレーニングの全体像を理解した上で、

自分の理想を明確化し、

現状を把握して、

自分に必要な内容を進めていく。

 

高校生でこれができるというのは簡単なことではありません。

 

ですが自分自身の考えとしては、

フィジカルトレーニングやケアというのは自分自身の心身を進化させる非常に有効なツール。

 

そこをわかって欲しい。

 

どうしてもやらされて「嫌だなあ」となりやすい性質がありますが。。

 

ちょっとした知識で解決することって想像以上に多いんですよね。

 

それを選手が使いこなせるようになっていったら、

選手自身が面白いと思うんですよね。

 

勝手に才能の差だと諦めてしまっているような部分も大抵のものは伸ばせる。

 

そう考えています。

 

なので、

 

・選手がフィジカルトレーニングの全体像を理解する

・選手自身が理想像を明確にする

・選手自身が現状を把握する

 

ここらへんを目標の軸にしてサポートを突き詰めていきたいところですね。

 

それができるように、

なるべくシンプルでわかりやすい強化法を整理してアウトプットしていきます。

 

 

さて今回は室内でスタートしたわけですが、

まず話をしたのはパフォーマンスピラミッド。

 

これ色々な形でよくありますよね。

 

 

自分自身の表現するピラミッドは下から順番に、

 

能力・体力  →  技術 →  戦術 です。

 

 

言い換えると、

 

カラダ(能力・体力) →  サッカー(技術・戦術)です。

 

 

何が言いたいのかというと、

 

「能力高い選手がサッカーするからよりレベルが高くなる」

 

ということです。

 

 

これは今までの様々な経験の中で自分の中ではっきりしています。

 

技術戦術だけが高くてパフォーマンス高いというのはあり得ないわけです。

 

そもそも技術が高いということは身体を操作する能力が高いはずですし、

戦術を高いレベルで発揮できるということは空間を認知する能力が高いはずですしね。

 

また技術が高いといっても、

強さや速さ、

疲労時の精度が伴わないとレベルの高い中では通用しませんね。

 

それは本当の意味で高い技術とは言えません。

 

 

で、じゃあ何が言いたいかというと、

 

「能力・体力は高めることができる」

 

「カラダを磨きあげる作業をサッカーにプラスしてどんどん進めるべき」

 

この2点です。

 

 

能力は高められるし技術は上げられる。

 

現在地は違っていても方法はある。

 

そこを当たり前の土壌にしていきたいですね。

 

 

本日取り組んだ具体的な内容ですが、

 

・パフォーマンスピラミッドの説明

・片脚立ちなどのチェック

・腓骨頭の評価と修正

・足指へのアプローチによる背中の伸び

・首前突・距骨荷重・骨盤後傾の姿勢の復習

・「収縮」を柱にした3種類のエクササイズ(縮める・捻る・反る)

・筋肉コンディショニング4種目

 (大臀筋ハムストリングス・中臀筋・内転筋と腸腰筋・梨状筋)

・片脚立ちなどの再チェック

・個別相談

 

でした。

 

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選手達は非常に意欲的に取り組んでくれました。 

 

 

実施した内容については、

また他の記事で解説していきたいと思います。

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。